”元”若旦那日記 2
- 2010.09.30 Thursday
- 15:16
昨年、シルバーウイークに東北へ行き
水子遺跡は東京、朝霞市の隣、埼玉、富士見市にある
三内丸山や八戸、その他東北の縄文遺跡を見学し、
元若旦那の一言ブログを書いて、早いもので
もう一年が過ぎてしまいました。
なかなか筆不精の私、たまにはブログに参加をと
思っていながらあっという間の一年でした。
若旦那の結婚やら良いこと、悪いこと、
たくさんの出来事があった一年でしたが
月日の経つのは早いものですね。
さて、今年は夏の旅に、縄文時代のレア物質、
黒曜石について,産地を訪ねて見ようと思っておりましたが
なにせあの暑さ、体調も優れず秋を迎えてしまいました。
先日の秋空、晴天の日にちょいとショートツーリングに
埼玉、水子遺跡に行ってまいりました。
水子遺跡は東京、朝霞市の隣、埼玉、富士見市にある
大規模な縄文遺跡を公園にした所で、この辺りの
少し高台になった所は縄文時代は海辺の雑木林地帯で
前には遠浅の東京湾が広がり(俗に言う、縄文海進、です)
海の幸、山の幸がたくさん採れた非常に住みやすい場所でした。
現在ある住宅や駅を剥がすともっとたくさんの遺跡があるのでしょう。
さて、この遺跡が有名なのは、獣面装飾付土器の一種で
全国でも珍しいかわいいムササビ型の変わった縄文土器が
出土しているのと
(↑ムササビ型の土器)
犬が埋葬されたお墓が見つかっている事です。
(↑ムササビ型の土器)
犬が埋葬されたお墓が見つかっている事です。
縄文人は犬をとても大切にし(勿論、狩にも使いました)
家族の一員にしていたようです。
他の地方では主人と愛犬が一緒に埋葬されているのも
発見されています。 犬大好きの私としては縄文大好きな
理由の一つでもあります。
米作などの大陸文化と共に始まる弥生時代になると
貝塚から他の獣の骨といっしょに犬の骨も見つかり、
大陸の犬を食べる文化が入って来ているのが分かります。
弥生になると人の上下、支配者、敵など縄文ではなかった
感情が人に生まれてきました。
約、一万年続いた縄文時代、狩猟採集、交易で人々が
仲良く暮らしていた時代、人々の和を大切にした時代、
そして犬を家族の一員とした時代って中々魅力的です。
さて、水子遺跡で見つかった犬(1歳ぐらいだそうです)
の墓のすぐ横には30〜40歳位の女性の墓がありました。
この女性とかわいい盛りの子犬にどんなドラマがあったのでしょう。
興味はつきません。
と言う訳で、縄文人の愛した黒曜石の奥深い黒い反射、
現代で言えばブラックダイヤの輝きに似ています。
最近、当店が凝っているブラックダイヤの製品については
若旦那のブログでご覧ください。