素敵なクリスマスカードを描いていただきました!(年末年始休業のお知らせ)

  • 2022.12.26 Monday
  • 18:16

 

いつも十字屋商店をご利用いただきありがとうございます。

年末の営業は12月28日(水)まで、

年始は1月5日(木)より営業いたします。

 

新年がみなさまにとってより良い1年となりますように。

 

さて、今回ご登録いただいております

お客さまにお送りしましたクリスマスカードは

東京芸術大学デザイン科のかんだほほ(ほんだかほ)さんに

イラストを描いていただきました。

 

たまにご紹介しております

まちで若手アーティストを応援する取り組みを通じて

知り合った方です。

 

今回描いていただくにあたって

「クリスマス」というテーマと共に

個人的にジュエリーについて感じている想い

「ジュエリーは小さな勇気」

をテーマに描いていただいております。

 

今後もかんださんの素敵なイラストで

十字屋商店の季節のご挨拶をお送りいたします。

お楽しみに!

 

かんだほほ(ほんだかほ)さんのSNSもご覧ください↓

https://twitter.com/@popo_sparkling

https://instagram.com/hoho_kanda?igshid=YmMyMTA2M2Y=

 

JUGEMテーマ:アート・デザイン

新しい指輪を作るとき

  • 2022.11.12 Saturday
  • 16:42

今日はどのようにジュエリーを作っているか

について書いてみようと思います。

 

まず、日々なんとなく色んなジュエリーを見ています。

Pinterestというサービスを重宝していて

様々なデザインのジュエリーを見つつ

こんなのいいなぁ、と思えば

ストックしておくことができるサービスです。

 

そこにストックしておくとそのうち

「あ。こんな指輪作れないかな」などと思い

取り敢えず裏紙などにお絵描きをしてみます。

 

(↑FAXの裏紙に取り敢えず書いてみたイメージ)

 

このお絵描きを元に職人さんに相談します。

今回は3Dデータでの制作をしてみようと思ったので

3Dデータ作成からご相談できる職人さんと相談しました。

 

指輪のイメージやサイズ感、素材をどうするかなどお話しし

イメージを共有しつつ、3Dデータの制作をしていただきます。

またここでどれくらいの予算感でできそうか?もお話しし、

全体的な費用も想像しておきます。

 

 

バンドの太さは、可愛い感じにしたいのでなるべく細く作りたいのですが

指輪としての強度が低いのは、「なんなら毎日おつけいただきたい」

と思っているので避けたいところです。

 

そこで職人さんのご経験からアドバイスいただき

それとこちら側のイメージも考えつつ

細かな部分を修正していきます。

 

 

3Dの便利なところはサンプル枠を出力できること。

3Dプリンターでサンプルを出していただき

実寸のものを見ながらの検討も可能です。

 

結果、小さい方の枠を色んな宝石を

留めたりしたいなと思い、ベースのデザインでは

ただ平たい板があるだけにしてみました。

 

 

僕のイメージではこの指輪は繋がっていない円、なのですが

加工の工程を考えた職人さんが、型の時点では少し繋がっていた方が

加工がしやすいとのことで、この時点では繋がりがあります。

 

ここまででまずベースのデザインが出来上がりました。

この指輪を作るにあたって意識したことがいくつかあります。

 

ひとつ目は完結しない円です。

 

指輪は円です。

円には縁とか永遠とか繋がっていると言うイメージがあります。

それがもうちょっとで繋がってない。

なんて言うか人はそんなに完璧ではなく

物事は完全に丸くはおさまりません。

でもやり遂げていく。続いていく。そんなイメージを持っています。

 

また完結していない円にはその分伸び縮みに対応する余裕があります。

日々少しずつ変化する指のサイズにも柔軟な対応が可能です。

 

ふたつ目は選べること。

 

今回の指輪には

縦長のバーの部分と反対側の板の部分があり

バーにはダイヤを入れたり入れなかったりできます。

反対側には好きな宝石をあしらうことができます。

地金の色も選べます。

 

最初に作成する指輪は当初のイラスト通り

バーにはダイヤをあしらい

宝石は四角い宝石をチョイスします。

そして選ぶ宝石はエメラルドにしました。

僕の娘の誕生石です。

 

職人さんとダイヤの留め方などを相談します。

 

 

なるべく幅いっぱいにダイヤが並ぶような留め方でお伝えし

そして…

 

 

先にお渡ししたエメラルドのサイズに合わせて

石座が出来上がり。

バーに留まるダイヤのサイズを職人さんに出してもらい

なるべく雰囲気の合うようにダイヤを選びます。

エメラルドとダイヤをお渡ししたら

その後は石留めの職人さんにお願いします。

 

 

そして出来上がったのがこちらの指輪です↓

 

 

 

 

こちらの商品の詳細は十字屋商店のWEBページをご覧ください。

 

いかがでしたでしょうか?こんな感じで作っております。

 

それと、こちらの指輪は色々とアレンジが

できるような作りになっているので

今後展開していこうと思っています。

 

ただいま製作中の指輪がこちら…↓

 

 

地金と宝石を変えて作っております。

こちらのお話はまた出来上がったら…

 

JUGEMテーマ:ジュエリー

アートとジュエリー(2)

  • 2022.10.06 Thursday
  • 14:34

藝を育むまち同好会、という

地域で若手アーティストを応援する取り組みに

関わりだしてから

「アートってなに?」

ということを考えさせられます。

 

前回は

どうやって作ったのか?(技法)

何で作ったのか?(素材)

何を表しているのか?(コンセプト)

 

が大事そう

ということをお話ししました。

 

今回はアートの歴史についてです。

 

若手アーティストとお話ししていると

自分の作品が

アート史の中にどのように位置するのか?

みたいなことが大事なんだな

と感じます。

 

現在の主なアートの市場は欧米にあり

日本の作家も目指すは欧米、

特にアメリカなのかと思います。

それなので欧米で評価されることが大事で

そのためには西洋の美術史の流れに

自信の作品がどのように評価されるか?

みたいなストーリーが

大切らしいのです。

 

そんな訳で西洋美術史の

簡単な本を読んでおります。

 

メソポタミアくらいから始まり

エジプト、ギリシャを経て

ローマ、ルネサンス、バロック

ロココ、印象派…みたいになります。

 

死や神様から始まり

教会、王侯貴族ときて

有力な商人、市民…みたいな流れです。

 

描かれるものも

神々、宗教画、王侯貴族、権力者

日常の様子や風景画、静物画、みたいになります。

 

この先

人が描かれなくなり

絵画でもなくなり

いわゆる現代アート

になっていくようです。

 

ここまできて思うのは

日本人とアートとの間にある溝です。

 

現代アートがわかりにくいのは

西洋美術史の流れの先に

今の現代アートの流れがあり、

現代アートの底流には

西洋の文化と歴史が当たり前のようにある。

その当たり前のような情報が

日本人にないから

ピンとこないみたいです。

 

そしてさらに思うのは

西洋のアートを抜きにして

じゃあ日本人にとっての

美術とは何なのだろう?

ということです。

 

と、いうのは

おそらく中世の王様のお抱え絵師は

自信をアーティストとは思っていなくて

王様の絵を描く仕事、と思っていたと思います。

それは中世の日本人絵師もきっと一緒で

殿様の館の襖に花鳥風月を描く発注を受けて

絵を描く仕事だったと思うんです。

そこら辺までは一緒っぽいのに

どこで大きくわからなくなるんだろう?

と言うのが今の疑問です。

 

そして

この考察はアートを脱して

どのようにジュエリーに行き着くのか…?

 

JUGEMテーマ:アート・デザイン

アートとジュエリー(1)

  • 2022.08.15 Monday
  • 18:03

藝を育むまち同好会、という

地域で若手アーティストを応援する取り組みに

関わりだしてから

「アートってなに?」

ということを考えさせられます。

 

主に藝大生の方が多いのですが、

彼ら彼女らとその作品についてお話しすると

 

どうやって作ったのか?(技法)

何で作ったのか?(素材)

何を表しているのか?(コンセプト)

 

みたいなことから始まり

その背景まで伺っていると、

とてもたくさんの時間や労力や情熱を

作品を産み出すということに

費やしているのだということがわかります。

 

そして藝大に受かるほどの方が

とてもたくさんの時間・労力・情熱を注ぎ込んだ

作品は、物凄く素晴らしくて、

その作品に込められたコンセプトや

作家さんの想いなどを伺うと

その総合的な素晴らしさや世界観に

心を揺さぶられます。

 

おそらく

今感じていることとしては、この

 

「心揺さぶられる」

 

という感覚は

アートって何?の部分において

とても大切なポイントなのではないか?

と感じています。

 

JUGEMテーマ:アート・デザイン

若手アーティストとの素敵なお仕事

  • 2022.07.14 Thursday
  • 18:04

長いこと更新せず申し訳ありません。

十字屋商店の四代目です。

 

さて。私は少し前から地域で若手アーティストを

応援する取り組み「藝を育むまち同好会(藝育会)」に

関わっております。今回はそちら関連のお話です。

 

藝育会では、店舗の一角を使った若手アーティストの展示や

地域のお店さんとアーティストを繋げてお仕事をするお手伝い

など行なっております。

 

当店でも、当店の商品を身につけているように見える

什器のようなものを作れたら素敵だな〜と思っていたのですが

このたび出来上がりましたので、ちょっとご紹介です。

 

 

アーティストの藤村駿斗さんにお願いして作っていただきました。

藤村さんのサイトは↓こちらをご覧ください。

 

https://www.hayatofujimura.com/

 

まだまだこちらの素晴らしい作品を使っての

当店商品の写真撮影技術が追いついていないのですが

徐々に、より素敵にお届けできればと思っております。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

十字屋商店のホームページ

ツイッター

十字屋 若旦那支店

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM